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世界の動きに目を向け、
的確な判断力を持って資金を運用する。資金運用部
斎藤 洋介
2016年入会
企業を支えることに大きな責任感とやりがいを感じた。
出身は静岡県ですが、大学は横浜だったということもあり、就職活動では業界も土地もまんべんなく、様々な企業を見ていました。静岡県信連の説明会に参加したときは、金融業界と言うと厳しいイメージがあったのに、企業の雰囲気がとても穏やかで驚きました。また、JAグループという組織に属しているため、一般的な金融系の企業とは違った面白さがあると感じ入会を決めました。最初の配属だった浜松支店での法人営業では、たくさんのことを学びました。一つの企業を支えることの責任感、営業に行く際の事前調査の必要性、そしてなによりも企業様との信頼関係の構築の大切さ。お客様の課題や、困っていることをしっかり聞き出し、自分たちにできることを考える力も身につけられました。財務状況の厳しい中小企業の役に立つことができた時には、お客様から直接感謝の言葉もいただき、やりがいを感じましたね。一方で、大企業に何度も通って融資のご提案をし、最終的に静岡県信連を選んでいただけた時には、まるで自分を選んでもらえたような気持ちになり、大きな達成感を得られました。
決断には、根拠と勇気が不可欠。
2020年からは本店の資金運用部に所属して業務に取り組んでいます。資金運用部の主な業務は農協から預かっている資金を国債や株式の売買を通して運用すること。そのなかでも、私は株式のチームへ配属となりました。異動したばかりの時は、資金運用の知識も一切なかったので会議の内容も理解できず。このままではいけないと思い、業界に関する本を読んだり、証券会社の主催するセミナーに参加したりするなど、勉強に取り掛かりました。相場の推移を見ながら、売買のタイミングを図る日々。常に株価は変動するので、緊張感を持って推移を見守り、「いつ・どうして・この株を・売買するのか」の根拠を持って運用に取り組むようにしています。最近印象に残っているのは、自分が選んだ企業の株価が下がった時のこと。話し合いの結果、その株を売り切ることになったのですが、直後に株価が2倍に跳ね上がっていたのです。株価は先の読めないものではあるけれど、自分が根拠を持って選んだ企業だからこそ、信じて待つ力も必要なのだと痛感しましたね。知識だけでなく、センスや、粘る力もこれから磨いていきたいと思います。
意欲的に挑戦を続け、成長していきたい。
この資金運用部へ異動するまでは、県内の企業のことを一生懸命に考えていました。しかし、いまでは変動し続けるマーケットを見ながら、未来を予測し、利益につなげるという、それまでとは大きく異なる業務に取り組んでいます。世界の動き、日本の動き、業界の動きなど幅広く考慮する必要があり、視野が一気に広がりましたね。まだ勉強を続ける日々ですが、新しいことを身につけた分、自分の成長につながることがとても楽しいです。同世代の話を聞いていると、他の銀行ではこんなに早く運用系の仕事につくことはできないそうです。若いうちから、レベルの高い仕事を任せてもらえるのは静岡県信連の魅力ですね。まずは今の部署で、利益を大きく上げられるようになることが直近の目標。いずれは債権を扱う業務にも関わってみたいです。一度に何十億円もの資金を動かす仕事は難易度の高いものではありますが、その分やりがいも大きいと思いますから。先輩たちもしっかりサポートしてくれるので、何事にも意欲的に挑戦していきたいです。
1日のスケジュール例
- 8:00
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出勤
前日のグローバルマーケット(欧米)の動向を確認し、本日の相場展開を予想します。
- 8:15
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朝会
相場展開や投資の方針について部内で意見交換をします。売買(株式・債券)の提案も行います。
- 9:00
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前場開始
マーケットが動き始めます。情報端末や証券会社から情報を収集したり、売買検討銘柄の相場動向等を確認しつつ、状況に応じて売買を行います。
- 11:30
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昼食
この間にも動きがあるかもしれないので、昼食は簡単に済ませます。
- 12:30
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後場開始
午前中と同じく、相場動向を確認します。
- 15:00
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大引け
マーケットが閉じるので、本日の取引を確認し、報告資料を作成します。
- 16:00
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セミナー参加
この日は証券会社主催のオンラインセミナーに参加。仕事に生かせそうな情報を収集します。
- 17:00
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退勤
残りの作業を終えて帰宅します。社内部活の野球部に所属しているので、休みの日にはスポーツを楽しみながら交流を深めています。